歯の矯正が終わったのに、

「噛みにくい」

「どこで噛めばいいか分からない」

「左右で当たり方が違う」

そんな違和感がありませんか?

歯並びは綺麗になったのに、なぜか噛み合わせがしっくりこない。

長い治療期間を終えた。 装置も外れた。 なのに、何かがおかしい。

矯正の先生に相談すると、「もう少し様子を見ましょう」と言われた。

その違和感は、気のせいではないかもしれません。

執筆者 表参道歯科アールズクリニック
院長 田中良一:東京医科歯科大学卒・元山王病院歯科医長

臨床35年の知見と、院長が選び抜いた名工による精密審美修復
表参道駅A2出口より徒歩1分
1日4名限定・完全貸切

矯正治療と噛み合わせの精密調整は、専門が異なります

矯正治療のゴールは、歯を正しい位置に移動させることです。これは矯正の先生の専門であり、見事に達成されたからこそ、歯並びが綺麗になったのです。

しかし、歯が正しい位置に並んだことと、上下の歯が精密に噛み合っていることは、別の問題です。

歯の表面には山と谷があり、上の歯と下の歯の山と谷が精密に噛み合うことで、噛む力が均等に分散されます。

矯正で歯の位置は整いましたが、歯の山と谷の形そのものは変わっていません。位置が変わった結果、以前とは異なる場所で歯が当たるようになり、それが違和感の原因になっていることがあります。

この「噛み合わせの精密調整」は、補綴(被せものや噛み合わせ)を専門とする分野の仕事です。矯正の先生の領域とは異なります。どちらが上ということではなく、役割分担の問題です。

山王病院で一緒に仕事をしていた矯正の先生が、患者さんにこう説明していました。

「矯正はミリ単位の仕事、補綴はミクロン単位の仕事」

まさにその通りで、矯正で歯を正しい位置に動かした後、ミクロン単位で噛み合わせを仕上げるのが、私たち補綴の役割です。

 

放置すると、何が起こるか

噛み合わせのわずかなズレは、最初は「なんとなく気になる」程度です。

しかし、特定の歯だけに強い力がかかり続けると、その歯が摩耗したり、ヒビが入ったりする可能性があります。顎関節に負担がかかり、顎の痛みや頭痛につながることもあります。

せっかく矯正で手に入れた綺麗な歯並びを長く維持するためにも、噛み合わせの精密調整は重要です。

当院でできること

矯正後の噛み合わせの問題に対して、当院では以下のアプローチを取ります。

噛み合わせの微調整で済む場合。特定の歯の山や谷をわずかに調整するだけで、噛み合わせが安定するケースがあります。歯を大きく削る必要はなく、ごく小さな調整です。

被せもので咬合面を再設計する場合。調整だけでは解決しないケースでは、セラミックの被せもので歯の噛み合わせの面を精密に再設計します。この場合、セラミスト(専門の歯科技工士)と連携して、見た目と機能の両方を同時に整えます。

どちらのアプローチが適切かは、検査結果に基づいて判断します。

当院の治療の進め方

初診 (第1日目)

初回は、現在の状態を把握するための診査を行います。

  • お話の聞き取り(主訴・経緯・治療歴など)
  • 口腔内視診
  • 歯周精密検査
  • 顎関節・咀嚼筋の触診
  • 咬み合わせの確認
  • パノラマレントゲン撮影
  • 口腔内・顔貌の写真撮影

小範囲の治療で済む場合は、この診査のみで方針が整理でき、治療計画を立てられます。

所要時間:60分 / 初診料:11,000円(税込)

精密検査・診断・治療計画 (第2日目)

初診の結果、精密な検査と治療計画が必要と判断された場合のみご案内します。

  • 審美精密評価
  • 頭部X線規格写真撮影
  • 歯型(スタディモデル)の印象採得
  • 咬合の採得
  • フェイスボウ・トランスファーなど

資料をもとに治療計画を立案し、日を改めて診断結果をお伝えします。

この診断で次のようなことがわかります。

  • あなたの口腔内の現在の状態
  • 不具合が起きている原因
  • どの歯を、どこまで治療する必要があるか
  • どの順序で進めるか
  • どの素材を使うか
  • 治療にかかる期間
  • 費用の総額
  • 治療が完了した状態の模型(診断用ワックスアップ)を製作し、治療に入る前に仕上がりの形を実際に確認できます

所要時間:60分 / 検査料:55,000円(税込)

治療計画説明(第3日目)

検査結果をもとに、あなたの口元全体の調和を考えた治療計画をご提案します。素材の選択、技工士との連携、治療期間と費用についてお話しします。すべてにご納得いただいてから治療に入ります。

所要時間:60分 / 検査料に含みます

このような方はご相談ください

・矯正後、噛み合わせに違和感がある方

・矯正したのに、うまく噛めない方

・矯正後、口が閉じにくくなった方

・再矯正を勧められたが、迷っている方

・矯正後の審美的な仕上げに不満がある方