私たちがつくりたいのは、十年先も、ご自身の一部でいられる歯です。
見た目を整えるだけなら、短い時間でもできます。
けれど私たちが本当に大切にしてきたのは、
十年、二十年と時を経るほどに、
その方の一部として静かに馴染んでいく仕事です。
咬合と歯周という土台を時間をかけて整え、
その上に、一本ずつ丁寧に修復を重ねていきます。
院長:元山王病院歯科医長・東京医科歯科大学卒
表参道駅A2出口より徒歩1分
1日4名限定・完全貸切
私たちが見ているのは、治療した直後ではなく、その先の長い時間です。
治療した直後の見た目だけを良くすることは、私たちの目的ではありません。十年、二十年と経ったあとに、どういう状態でいられるか。私たちが大切にしているのは、その先のことです。
私たちがつくりたいのは、「物」ではありません。つくったものがやがて意識から消えて、患者さんご自身が自然に現れている、そういう状態です。歯がその方の一部として馴染んでいることを、私たちは仕事の到達点だと考えています。
鏡を見るときに、もう歯のことを考えない。写真を撮るときに、笑顔をためらわない。歯のことを忘れていられる時間が、少しずつ増えていく。大きな出来事ではないかもしれませんが、それは、日常の中の静かな変化だと思っています。
「自然な治療」とは、白くないこと、地味であることではありません。私たちの考える「自然」は、白くないことでも、地味であることでもありません。
私たちが目指す「自然」とは、患者さんお一人おひとりの顔立ち、表情、人柄、年齢、そして暮らしと調和する色や形、質感を、できるかぎりの技術で実現することです。
口の中に何かが入っていると、感じさせないこと。
装着したことを、やがてご本人が忘れていくこと。
鏡の中に、その方ご自身の一部として現れること。
ある方にとっての自然な歯は、明るく華やかかもしれません。別の方にとっては、落ち着いた色合いかもしれません。大切なのは、色や形に絶対の基準があることではなく、その方のすべてと調和していることだと、私たちは考えています。
治療した跡を、できるかぎり消していくこと。それが、私たちの診療の中心にあります。
審美修復は、咬合と歯周という基礎の上に、はじめて成り立ちます。
私たちの診療の中心にあるのは、審美修復です。
まるで何事もなかったかのように、顔立ちに溶け込んで、健康に機能する歯を取り戻していく。鏡の中で、それがご自身の一部として現れている。私たちが目指しているのは、そういう状態です。
けれど、美しい修復は、それだけで成り立つものではありません。長く保ち、やがて意識から消えていくためには、二つの基礎が必要です。
咬合(噛み合わせ)機能
上下の歯がどう噛み合うかだけでなく、顎を動かしたときの動き全体、関わる筋肉、顎関節までを含めた、機能の構造を指します。「噛み合わせ」と聞いて思い浮かべがちな「歯並び」の問題とは、異なるものです。修復が長く保つか、それとも早く壊れてしまうかは、この基礎の上で決まります。
歯周組織
歯を支える歯ぐきと骨のことです。これを健康な状態に保つことが、治療した歯が長く機能していくための、土台になります。
審美修復は、この二つの基礎の上に、はじめて成り立ちます。三つは切り離せませんが、目指すところはあくまで審美修復であり、咬合と歯周は、それを長く保たせ、やがて意識から消えさせるための基礎です。
私たちは、咬合と歯周という基礎の上に審美修復を築く、治療の質を重視した歯科医院です。
私たちの仕事は、規格品づくりではなく、お一人おひとりへの仕立てです。
歯科の仕事は、本来 Sur-Mesure(フランス語で「特注」)です。
被せものはお一人おひとりの口腔内に合わせて作り、咬合は顎の動きに合わせて構築し、形や色は顔立ちに合わせて再現していきます。規格品を組み立てるのとは、違う仕事です。
この仕立ての質を保つために、私たちは次の三つを大切にしています。
1日最大4名・完全貸切
11日に診療する患者さんは、最大4名です。完全予約貸切制で、診療中に、ほかの患者さんが同時に診療室にいることはありません。
咬合の精密な構築、歯周組織への配慮、そして治療の精度。これらをきちんと行うには、お一人あたり平均して2〜4時間がかかります。結果として、1日にお迎えできるのは、最大4名となります。
全施術を院長が担当
診査・治療計画・治療・メインテナンスのすべてを、院長 田中良一が直接担当します。歯科衛生士や歯科助手と分担することはありません。
完全貸切を貫いているのは、おもてなしのためではなく、お一人の患者さんの状態を、思考を途切れさせずに把握し続けるためです。
Oral Design のセラミストと連携
歯科医療は、歯科医師だけでは完結しません。最終的に「歯」を創るのは、歯科技工士です。院長が口腔内の環境を整え、セラミストが一本一本を手作業で創り上げていく。この役割分担が、仕上がりを決めます。
私たちは、Willi Geller 氏が創設した国際的なセラミストのネットワーク「Oral Design」に所属するセラミストと連携しています。
機械で削り出したフルジルコニアクラウンは、口の外で見ると、均一な白さで「綺麗」に見えます。一方、手作業で何層にも築き上げたポーセレンクラウンは、色調が複雑なため、単体ではいわゆる「綺麗」には見えません。
けれど、口腔内にセットした瞬間に、それが逆転します。
前者は人工物として浮き上がり、後者は顔立ちに溶け込んで、入っていることを忘れさせてくれます。
本物の美しさは、全体との関係の中にあると、私たちは考えています。
私たちは、本来の歯科医療を妥協なく行うために、自由診療を選んでいます。
医科と歯科では、「標準医療」という言葉の意味が、根本的に異なります。
医科では、エビデンスに基づく標準療法やガイドラインに沿った治療の大半が、保険診療として提供されています。
一方、歯科の保険診療では、使える材料、治療の内容、診療にかけられる時間、対応できる症例に、制約があります。その多くの制約のために、質を追求する歯科医療は、保険制度の枠の中では実現できません。
私たちが自由診療を選んでいるのは、本来の歯科医療を、妥協なく行うためです。特別なオプションでも、贅沢な選択肢でもありません。歯科医療を、誠実に実践するためです。
院長 田中 良一

元 山王病院歯科医長
東京医科歯科大学(現 東京科学大学)歯学部卒業
補綴学・歯科審美学・歯周病学・インプラント学の領域で、研鑽を重ねてきました。
山王病院の歯科医長に就任したことをきっかけに、Willi Geller 氏が創設した国際的なセラミストのネットワーク「Oral Design」に所属するセラミストとの連携を始めました。
お一人の患者さんの治療に、十分な時間をかけること。
一本の歯のために、海外の学会でも講演するような、Oral Design 所属のセラミストと連携すること。
そして、短い期間で終える治療では届かない、長く保つ仕上がりを求め続けること。
それが、私が臨床で大切にしている姿勢です。
初診について
当院の治療は、短期間の処置ではなく、長期予後を見据えた治療です。初日で処置を行うことはなく、診断・治療計画・治療のプロセスを省略せずに進めます。
初診
目的
過去の治療歴・現在のお悩み・口腔全体の状態を伺いながら、当院の治療がご相談者の状況に合っているかを確認させていただきます。あわせて、治療計画立案のための精密検査を行います。
内容
- お話の聞き取り(主訴・経緯・治療歴など)
- 口腔内診査
- 歯周精密検査
- 顎関節・咀嚼筋の触診
- 噛み合わせの確認・記録
- パノラマレントゲン撮影
- 頭部X線規格写真撮影
- 口腔内・顔貌の写真撮影 など
所要時間:60分 / 初診料:11,000円(税込)
治療計画説明( 2日目 )
内容
検査結果に基づく診断と、不具合の原因・治療範囲・順序・期間・費用総額をご説明します。口元全体の調和を考慮した計画をご提案し、すべてにご納得いただいた上で治療を開始します。

