表参道歯科アールズクリニック
院長:元山王病院歯科医長・東京医科歯科大学卒

表参道駅A2出口より徒歩1分
1日4名限定・完全貸切

なぜ、この形の診療に辿り着いたのか

歯科医師として35年、多くの症例と向き合ってきました。その中で、私は一つの違和感を抱き続けてきました。

世に溢れる、1〜2回で完了する処置。それは多忙な現代において「効率的」に見えるかもしれません。しかし、構造的な裏付けを欠いたまま表面だけを整えるその手法は、私には「インスタントな治療」に思えてなりませんでした。

20代の頃、インディアナ大学シーシェ教授の来日講演で、「セラミックの神様」と呼ばれるヨーロッパの世界最高峰のセラミスト(歯科技工士)の名前を知りました。その人物が手がけた症例は、天然の歯と見分けがつかないどころか、患者の表情、骨格、そして人生そのものに完璧に溶け込んでいました。日本の歯科治療とはかけ離れた世界があることを知りました。ただ、当時の私にはあまりに遠い世界でした。

転機は、山王病院の歯科医長になったときでした。この病院に来られる方に提供するセラミックは、どういうものであるべきか。考えた末にたどり着いたのは、「セラミックの神様」の流れをくむセラミストに製作してもらうこと。当時、彼のグループのセラミストは日本に2人しかいませんでしたが、セラミック材料を輸入していた商社の方に紹介していただいて連絡を取りました。約30年前のことです。

私が0.01mmの精度で構造を整え、彼らが一本の歯を芸術の域まで高めて創り上げる。この連携に一切の妥協を許さない。その結果、辿り着いたのが「1日4名」という規律でした。

Festina lente ── 悠々と急げ。
審美歯科を最初に教わった先生に、その著書にサインいただいた言葉です。

速さを競う治療は、構造の妥協を生みます。

長く破綻しない完成を。

院長田中良一

東京医科歯科大学(東京科学大学)歯学部卒業
元 山王病院歯科医長(審美歯科・歯周補綴担当)
臨床歴35年

1日4名。完全貸切。全施術を院長が担当します。

一人の患者様のかけがえのない口腔に対し、素材を正確に扱い、全工程を省略せずに遂行すれば、一日に診られるのは4名が限界です。

診療中、私が別の患者のところへ行くことはありません。カウンセリングから治療完了まで、他のスタッフに代わることはありません。

当院の治療は自由診療です。保険でできることを高額にしているのではなく、保険制度が想定していない「精密な噛み合わせの構築」と「高度な審美性の再現」に特化しています。

手仕事の極致が、あなたに届くまで。

「先生の治療は、私の夢だった『絵画修復士』の仕事に似ています」

かつて、ある患者様がそう仰ってくださいました。

劣化した素材を取り除き、本来あったはずの調和を0.01mm単位で取り戻していく。修復士が作品に自分の痕跡を残さないように、私たちの仕事もまた、治療の痕跡を消し去ることにあります。

当院のセラミックは、デジタル機器による量産ではなく、世界でも限られたセラミストの手作業によって創り上げられます。光の透過、微細な色彩の層、年月を感じさせるテクスチャー。私たちが追求しているのは、隣の天然歯と見分けがつかないこと。口元に最初からあったかのように、静かに調和することです。

作為を排した先にこそ、本物の機能美が宿ります。

Fluorescence

天然の歯は、光の下で独特の蛍光を発します。この性質まで再現する陶材を使っています。明るい場所でも暗い場所でも、不自然にならないように。

Layer Structure

多色築成とは、天然歯の層構造を一層ずつ手で積み上げる技法です。光の屈折や透過まで計算して築盛する。機械では辿り着けない仕上がりです。

Harmony

一本の歯だけを見て美しくしても意味がありません。歯肉との境界、隣の歯との連続性。口元全体の調和として設計します。

治療の進め方

Phase 1 ── 診断

治療適応診査 (第1日目)

初回は、口腔内の全体像を徹底的に分析し、当院の治療が適応するかを判断します。この場で処置を始めることはありません。

精密な解析が必要と判断された場合、噛み合わせの記録や顔貌とのバランスを精査し、完成予想図である「診断用ワックスアップ」を製作します。

  • お話の聞き取り(主訴・経緯・治療歴など)
  • 口腔内視診
  • 歯周精密検査
  • 顎関節・咀嚼筋の触診
  • 咬み合わせの確認
  • パノラマレントゲン撮影
  • 口腔内・顔貌の写真撮影

小範囲の治療で済む場合は、この診査のみで方針が整理でき、治療計画を立てられます。

所要時間:60分 / 初診料:11,000円(税込)

精密検査・総合診断 (第2日目)

初診の結果、精密な検査と治療計画が必要と判断された場合のみご案内します。

  • 審美精密評価
  • 頭部X線規格写真撮影
  • 歯型(スタディモデル)の印象採得
  • 咬合の採得
  • フェイスボウ・トランスファーなど

資料をもとに治療計画を立案し、日を改めて診断結果をお伝えします。

この診断で次のようなことがわかります。

  • あなたの口腔内の現在の状態
  • 不具合が起きている原因
  • どの歯を、どこまで治療する必要があるか
  • どの順序で進めるか
  • どの素材を使うか
  • 治療にかかる期間
  • 費用の総額
  • 治療が完了した状態の模型(診断用ワックスアップ)を製作し、治療に入る前に仕上がりの形を実際に確認できます

所要時間:60分 / 検査料:55,000円(税込)

治療計画説明(第3日目)

検査結果をもとに、口元全体の調和を考えた治療計画をご提案します。素材の選択、セラミストとの連携、治療期間と費用についてお話しします。すべてにご納得いただいてから治療に入ります。

検査結果をもとに、あなたの口元全体の調和を考えた治療計画をご提案します。素材の選択、技工士との連携、治療期間と費用についてお話しします。すべてにご納得いただいてから治療に入ります。

複雑に崩壊した口腔内を再構築するには、補綴だけで対応できない場合があります。
当院では診断・治療計画で選択肢を整理し、必要に応じて インプラントや部分矯正を組み合わせます。
インプラント外科は、日本歯科大学インプラント科と連携し、日本のインプラント界を牽引してきた第一人者である元日本歯科大学インプラント科教授を招聘して外科的アプローチを担当します。

所要時間:60分 / 検査料に含みます

Phase 2 ── 口腔環境の整備

セラミッククラウンを長期的に安定させるには、それを支える歯周組織や骨、歯の位置が整っている必要があります。歯周外科、骨造成、部分矯正が必要な場合はこのPhaseで行います。すべての症例で必要になるわけではありません。

複雑に崩壊した口腔内を再構築するには、補綴だけで対応できない場合があります。当院では診断・治療計画で選択肢を整理し、必要に応じてインプラントや部分矯正を組み合わせます。

インプラント外科は、日本歯科大学インプラント科と連携し、日本のインプラント界を牽引してきた第一人者である元日本歯科大学インプラント科教授を招聘して外科的アプローチを担当します。

Phase 3 ── 再構築

セラミストとの共作により、最終的な「歯」を創り上げます。すべての工程を、私が最初から最後まで担当し、機能と美の統合を完了させます。