私たちがお引き受けするのは、ひとつの被せものではなく、その方の口腔を長く保つ、仕事の全体です。
歯科の治療は、お一人おひとりの口腔の状態、修復の範囲、そして長期にわたる管理の計画によって、内容も費用も大きく変わります。
そして治療は、物の売り買いではありません。私たちがお引き受けするのは、ひとつの処置や被せものではなく、その方の口腔を、十年、二十年と健やかに保っていく、その仕事の全体です。
ですから治療のご費用も、治療項目ごとの金額としてではなく、目安としてお伝えします。最も正確な総額は、精密検査を経て、お一人おひとりに合わせて確定し、書面でお渡しします。治療を始めるかどうかは、その計画と費用に十分ご納得いただいたうえで、ご判断いただいています。
治療を始めるまでに、必要な費用です。
DAY 01:初診精密検査と診断治療計画のための資料収集
院長が、口腔内の検査、口腔内写真の撮影、エックス線撮影、咬合検査、歯周組織検査、診断用模型の作成、フェイスボウトランスファーなどを行い、診断のための資料を集めます。あなたのご希望も、この場で伺います。
所要時間:90分 / 初診料自己負担約4,000円(保険の場合)
DAY 02:治療計画説明
精密検査の結果にもとづき、治療の計画と、費用の総額を、丁寧にご説明いたします。計画と費用は書面でお渡しし、お持ち帰りいただけます。治療を進めるかどうかは、ご自宅で十分にお考えのうえ、ご判断いただいて構いません。
所要時間:60分 / 保険再診料
DAY 01・DAY 02 を経て、最終的な治療計画と治療費を患者さんにご提示する一連の流れとなります。
標準的な症例で、修復ひとつあたりの費用
これはあくまで、修復ひとつあたりの目安です。実際にかかる総額は、治療計画と、症例ごとの難しさによって変わります。どんな治療が必要かは、精密検査ではじめて分かります。
多色築盛 ポーセレンクラウン
歯の全体を覆う被せもの(クラウン)です。多色築盛とは、セラミストが陶材を、天然歯の層構造に倣って一層ずつ手で盛り重ね、窯で焼き上げる技法をいいます。内部の色の層や光の透け方まで再現できるため、隣り合う天然歯との調和を求める修復に用います。
標準的な症例 ¥275,0000(税込)
この多色築盛のポーセレンクラウンを、すべての歯に用いるわけではありません。症例によっては、ジルコニアのクラウンや、ダイレクトレストレーション(歯科用の樹脂による修復)のような、より費用を抑えた方法が適することもあります。
ダイレクトレストレーション
歯科用の樹脂を、口の中で直接盛り上げて、形と色を再現する修復です。被せもののように歯の全体を覆わないため、歯を削る範囲は限られます。
標準的な症例 ¥110,000(税込)
再診とメインテナンスのの費用
自由診療の場合、再診料として、診療時間1時間につき13,200円(税込)頂戴しております。
治療が完成したのちは、よい状態を長く保つための、定期的なメインテナンスをお勧めしています。メインテナンスでは、診察に加えて、専門的な清掃も、院長自身が行います。院長自身が口腔を確かめながらメインテナンスすることが、小さな変化を早く捉えることにつながるためです。費用は、一回 19,800円(税込)です。
難易度の高い症例について
当院の標準的な治療の範囲を超える難易度の高い症例の場合は、その適否も含めて、初診の精密検査で判断させていただきます。患者さんの状況に応じて、より詳細な治療計画と費用についてお話しいたします。
難易度の高い症例とは、以下の条件に該当するケースを指します。
- 咬み合わせの再構成に、長期の検証を要する場合
- 歯周組織の再生や環境の整備に、外科的な介入をともなう場合
- セラミストとの協調や形態の修正が、標準の工程を超える場合
- 前歯1本だけを修復する場合( 隣り合う天然歯と完全に調和させる必要があり、審美修復の中で最も難しい症例となります )
治療を始める前に
歯科治療、とりわけ修復治療は、歯を削ります。いわゆる「削らない治療」でも歯の表面処理をしますので、顕微鏡レベルでは歯を損傷しています。削った歯は、元には戻りません。だからこそ私たちは、削る前に、時間をかけて口腔を診査します。
そして、どのような治療にも避けられないことはあります。
被せものや詰めものには、年月のなかでの変化や、起こりうることがあります。それが何であるか、そしてなぜその治療をお勧めするのかを、治療を始める前に、院長自身の言葉で、対面で十分にお話しします。
お支払いについて
各種クレジットカードをご利用いただけます。分割でのお支払いをご希望の場合は、初診の際にご相談ください。

